ひなた堂雑貨典

ひなた堂雑貨典

徒然なるままに、日暮しPCに向かひて。心に移り行くよしなしごとを。

足湯のススメ

現在渡英中の兄弟がいるのですが、ぼちぼち異国の生活の不安が出てきた上、寒さがきついらしい。

日本も最近めっきり冷え込み、ダウン着てる人も見かけるくらいですし、
イギリスって地図で見ると北海道より北寄りにあるんですよね。
そら寒いわ。

しかも天気が悪い日が多く日照時間少な目で有名な国なので、これからますます冷え込む事でしょう。

持論ですが、暑い寒いは人の思考をおかしくさせます。

暑いと頭が回らずむしゃくしゃするし、寒いと気が滅入って塞ぎがち。

それに動物は基本温かくないと動けません。
血行も良くなるしぬくいものには心が安らぐものです。
逆もしかり。兄弟のメンタルが心配だ…。

私はそういう時は風呂をオススメするんですが何せイギリス、浸かれる風呂などない。

なら足湯だ!

アロマセラピーの教本なんかで習うんですが、入浴習慣のないヨーロッパ圏は手だけ、足だけの部分浴が盛んなんだそうな。本当かな?

(兄弟曰く、確かに渡英日本人向けのフリマサービスに足湯用バケツの出品は多いそうです)

安く手に入るならエコだしそれでも全然いいんですが、ここはアロマセラピー検定1級の知識と自分の経験からおススメを語らせてもらいますよー!

 

目次

 

足湯のここがイイ!

  • 足だけでも全身温まる&リラクゼーション効果

流石に肩まで浸かるのには負けますが、血行が良くなって意外と全身ホカホカになります。
手足は表面近くにめっちゃ毛細血管が張ってるのがいいのかもしれない。
あと水圧がポンプになって血液循環が良くなるとかもありますね。

それによく三つの首(首、手首、足首)を温めるといいとか、頭寒足熱は体にいいと言いますよね。

ラクゼーション効果も高く、寝付きも良くなるそうです。

 

  • ながら作業に最適

部屋のどこでも出来るのでスマホはもちろん
PCやテレビの大画面で映画やアニメ、ドラマを見たり
ゲームしながらだって入浴できます。

本を浴槽に落としてダメにする心配もいりません。

美意識高い人は美顔器使いながらってのもできますね。

 

  • 普通の風呂より手軽

準備も片付けも簡単です。

基本風呂丸ごと洗うよりはバケツを洗う方が楽…のはずですがこれはバケツによるので後述。
お湯の量も少なくて済むし、
服を着たままなので上がるときも足だけ拭けばオッケー。

入浴より体力の消耗も少ないです。
病中病後、お年寄りなどにもリラックスや気分転換に良いでしょう。

 

足湯のやり方 超簡易版

やり方もなにもお作法があるわけでなし。
とにかく難しいこと考えずさっとやりたい方へ。

 

用意するもの
  • 両足が入る耐水容器(ポリバケツでもタライでも洗面器でも足湯専用バケツでも、なんでもどうぞ)
  • タオル
  • お湯

 

やり方
  1. 容器に湯を張る
  2. 椅子、タオルのそばに置く
  3. 椅子に座って足を湯に突っ込む
  4. 冷めたり気が済んだらおしまい、タオルで拭いて湯を捨てる

以上だ!

 

…まあこんなのさすがにブログに書くまでもないのでw
ちょいちょいおススメなどを。

 

足湯はバケツにこだわれ!

とにもかくにもお湯を入れるバケツは必要です。

選び方ですが、一番は「楽」であるか。
手軽がウリの足湯なので、準備~片付けまでとにかく楽にするべきだと思うんですよ。

バケツの掃除や取り回しが大変だと、2回目以降が嫌になってやらなくなります。
私はタライでも嫌になりました。

なので、容器は極力シンプルな形にすべきです。


※ダメな例

足湯用 バケツ フ足湯器 35℃~48℃の温度調節 保温機能 緑

↑こういう形の足湯器、よくあるんですが私はオススメしません。

多機能複雑型とでも言いましょうか。

まず底に足つぼ用の凸凹やローラーがあったり、水はね防止でしょうか?半端なカバーがかかってますよね。

これを毎回、手で綺麗に洗う事を想像してみてください。
絶対めんどくさいです。

しかも保温やジャグジーの機能があるという事は、その機械が仕込まれてるわけです。
絶対重いじゃないですか。

さらにお湯入れるんですよ。
5L入れれば本体の重さ+5キロですよ。

米袋より重い、水の入った容器を浴室からこぼさないように気を遣いながら往復。

持ち手もないから抱えて運ばないといけません。

しかも水道の高さって腰より上ですよね。
そこまで持ち上げないといけないんです。

保温機能も、そもそも1時間とか入るものじゃなし。
大人しく足し湯した方がいいです。

多機能さ快適性を求めたい人とか設置場所に余裕があるとか、メンテナンスをちゃんとやれる人にはいいんだと思いますが、私みたいなズボラタイプにはおススメしません。

 

逆に良さげだなーと思うのは以下のようなもの。

 

オススメの足湯バケツの例

 

 

こういうザ・バケツとか。

※3枚目のような折り畳みバケツはたたむと一番小さくなるので収納に便利ですが、柔らかい分こぼしやすそうなのと洗いにくそうで一長一短。
私は避けるかも…ですね。

 

今選ぶならこういうソフトポリエチレンで出来たカゴが便利だなと思います。

ダイソーやホームセンターなどで売ってますよね。
700円前後で買えます。
シンプルなデザインで足湯に使わないなら洗濯物とか入れておけますし。

ほんと、これくらいのシンプルイズベストだと思います。

 

他、気を付けるポイント

いわゆる普通の丸バケツだと底が小さく、大人の足には窮屈です。
長方形のものなら収まりやすいです。

見るべきは底のサイズ!ちゃんと自分の足が収まるか確認しましょう。

ある程度深さも必要です。
足首まではお湯に浸かれたほうがいいです。

その上であふれない高さが必要になるので洗面器なんかはちょっと浅すぎるかと…。

それと、持ち手は絶対あった方がいいです!!!

お湯を持ち運んだり捨てる時の楽さが違います。
タライだと何度もこぼしました…。

足湯はお部屋で出来る分、水をこぼすと本当に大変でテンション下がりますよ…。

耐熱温度は煮え湯を入れるわけではないのであまり気にする必要はないはずですが、激安品は一応チェックすると安心かも知れません。
50℃もあれば安心なのでまず大丈夫だとは思いますが…。

 

他用意するもの

みんな!バケツは持ったか!?

あとは必要最低限なのはタオルくらいで、残りはオプション品となります。
手持ちとお好みで足していきましょう。

  • タオル
    なんでもお好きなものを。
    足だけなのでフェイスタオルで十分です。
  • 保温ポットや電気ケトル
    湯量が少ない分冷めやすいので足し湯に使います。
    短時間ならヤカンいっぱいに沸かせば足りるかも。
  • 精油エッセンシャルオイル)、入浴剤、香水など
    リッチ感を演出。
    お湯が少ないのでほんの少量でOK。

 

手順

1、場所確保、そばにタオルを置いておく。

椅子でもソファーでもベッドでも、腰掛けられるお好きな場所で。
タオルは忘れるとびしょびしょの足で途方にくれますので(笑)先に用意しておきましょう。

 

2、ケトル等でお湯を沸かす。

バケツに汲むのとは別にです。
足し湯用なので触れない位あつあつに沸かしてOK。

電気ケトルなら都度沸かせるので便利ですね。
足湯予定地から手の届く範囲に置いておきましょう。

 

3、バケツに熱めのお湯を汲む。

普通に入浴する時より熱めの温度にしておきましょう。
お湯が少ないので冷めやすいです。
足だけならちょっと熱めくらいが丁度よかったりしますよ。

足の分かさが増すのと、足し湯をすることを考えてお湯は気持ち少な目に。
満タンにしたらあふれて大惨事です!

 

4、バケツを運んで香り付けなど。

ここはお好みで。なくても全然OK。

エッセンシャルオイルなら2~3滴まで
入浴剤はほんの少し(本来はお湯200リットル程度が想定のようなので1/40位の量と言えば分かりやすいかな?お徳用粉末とか液体の物が調節しやすいです。泡風呂系はやめましょう・笑)
香水ひとふき
等々お好みで。

究極にお手軽なのは塩!
エッセンシャルオイルを垂らして混ぜたものならパーフェクトですが、どこのご家庭にもある食塩小さじ1でもOK、温浴効果が高まるんですよ。

入れたらよくかき混ぜましょう。

 

 

 

5、心ゆくまで足湯を楽しむ

冷めてきたらあらかじめ用意したポットやケトルから少しずつ足し湯しましょう。熱湯が直接足や容器にかからないよう注意!

6、終了~お片付け

タオルで拭いてお湯を捨てたらおしまいです。
足がホカホカのうちに冷水を一瞬掛けると、血管が収縮して暖かさが長持ちしますよ。

 

さらにお手軽な手浴

もっと楽ちんなのが両手だけを浸ける手浴(ハンドバス)。

準備から効能から、おおむね足湯と同じで頭痛、肩こりにも良いです。

容器は洗面器サイズで十分なのでさらにお手軽。
いきなり足湯バケツ買うのは迷うな~な方のお試しにもおススメです。

両手が使えないのがネックではありますが、あらかじめスマホなりTVなりセットしておきましょう。

ちょっと主旨変わりますが、私は夏場に冷水でやるのが好きです。
一説によると手のひらは冷却効果高いのだとかなんとか…。

 

海外に限らず、日本も東京なんかは浴槽無し物件も珍しくないですし
気軽に入浴の恩恵にあずかりたい風呂めんどくさい民の皆様にもぜひおススメします。

足湯で心身整えようぜ!